ホットフラッシュの症状が重い場合

あまりに症状が重い場合はセルフケアではなく医師の診断を仰ぎ、漢方薬や内服薬も検討してください。
漢方薬であれば、加味逍遥散(カミショウヨウサン)、当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)、桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)が更年期障害の治療に良く使われています。
漢方薬は閉経前の女性に効果的ですが、もし閉経をむかえているのであればHRT(ホルモン補充療法)も対象になります。
薬物療法もメリットは比較的短期間で効果が表れやすいことです。その点ではホットフラッシュに最も効く治療法とも言えます。
また、プラセンタ注射もホットフラッシュ治療の対処法として選択肢に上がりますが、メリットとデメリットがありますのでお医者さんの相談しましょう。

HRTでは、病院でホルモン値を測る血液検査をして、診察してもらい、更年期障害の診断が出ます。そこから治療スタートで、ホルモン補充療法が主に行われます。女性ホルモンのエストロゲンが減少するために起こる病気なので、もっとも有効な手段だと言われており、内服薬として飲んだり、注射を打ったりしてエストロゲンを体に取り入れます。貼り薬や塗り薬を使うような場合もあります。

医薬品に抵抗がある人は、漢方薬や更年期のサプリで更年期障害対策をすることも可能ですし、医薬品と併用するパターンもあります。ただ症状が重い場合は、やはり医薬品に頼る必要があるでしょう。更年期障害で心の病を発症してしまった場合は、心療内科や精神科を受診し不眠症解消の睡眠導入剤、悲しみやイライラを抑える抗うつ剤・抗不安剤などが処方されます。加えてカウンセリングでの治療を始めることとなりますので、一人ではないと言う安心感を得られるでしょう。

ホットフラッシュになってしまった時の対策

・首筋を冷やす
ホットフラッシュの症状は顔や首に集中することが多い為、清涼感を感じるボディーペーパーや冷却効果のあるウェットティッシュを常に携帯しておくと便利です。
ひんやりタオルや首用のアイスノンが自宅に一つあると安心です。
・身体に熱をこもらせない
いつでも来ている服を脱げるように体温調節しやすい服にします。しかし真冬は末端冷え性の心配もある為、手袋と温かい靴下は忘れずに。
・香辛料やカフェインを控える
香辛料やカフェインは神経を刺激し興奮させる為、これらを控えるのはホットフラッシュ対策として有効です。紅茶や緑茶にもカフェインは入っていますので、カフェインレスの飲み物がおすすめです。
・適度な運動と食事に気を遣う
ホットフラッシュ対策にとても重要なのがウォーキング程度の軽い運動習慣と、適切な食事でイソフラボンを補うよう意識することです。
食事から大豆イソフラボンを摂るなら毎日一本の豆乳がおすすめ。また高野豆腐や納豆も良いでしょう。とにかく大豆製品を意識して摂ります。
食事で継続して補うのが難しければ、大豆イソフラボンのサプリは心強い味方です。ホットフラッシュの改善や予防のためには、一日当たり70mgの大豆イソフラボンを摂ることを推奨されています。
そのうち30mgがサプリで補える上限値です。

更年期障害、なんとなくその名前を聞いても具体的にそれを説明できるかと言えば、難しい人の方が多いのではないでしょうか?更年期障害は更年期になれば女性の誰がなっても不思議ではない病気。女性だけではなく、時には男性が発症することもあります。更年期障害について知ることで、予防や改善に役立つでしょう。

お酒を飲み過ぎて肝臓を悪くする、煙草を吸い過ぎて肺が弱る、ではどうして更年期になると更年期障害になってしまうのでしょう。更年期障害は多くがホルモンバランスの乱れからくると言われています。年齢が高くなるにつれ肉体は自然の原理として老化していきます。内臓も老化し、女性の場合卵巣機能も低下します。生理が来たり来なかったり、閉経したり、閉経したと思ったら突然なったり…それは全部、更年期のせい。男女どちらの体のにも女性ホルモンは存在していますが、女性は18歳くらいから女性ホルモンである「エストロゲン」が体内で沢山分泌されるようになります。だから男性とは違い胸がふくよかになり、腰にはくびれが出来て、お尻も大きくなるのです。女性特有の柔らかい身体つきになれるのは、女性ホルモンであるエストロゲンのおかげなのです。子供から脱皮して大人の女性へと成長を遂げる事ができるエストロゲンですが、それだけ女性作りをしている成分だと言う事はつまり、逆にそれが体から減少すると様々な問題も出てしまうのです。更年期が始まるとエストロゲンは減少を続け、あるタイミングに入ると急激に激減します。そして、更年期障害となってしまうのです。
・エストロゲンが減少し始める年齢
エストロゲンは40歳くらいから少なくなり始めるので、40代後半くらいから更年期障害になる人が多いのです。ただ絶対それくらいになると言うわけではなく、個人差が大きいのも更年期障害の特徴。人によっては30代で更年期障害になることもありますし、何歳になってもならないと言う女性もいます。そもそも更年期障害になる更年期とは、閉経前後の約5年を指します。更年期に入ると生理不順になったり、経血が少なくなってきたり、と何かしらの変化を感じ始めるでしょう。それが更年期のサインで、やたらイライラしたり気持ちが落ちたり、体調不良が続けば更年期障害の可能性が出てきます。
・更年期障害の症状
更年期障害の症状は、「これ」と言った絶対的なものはありません。しかし症例としてよく挙がってくるのは、動悸や息切れ、発汗やほてりです。何もしていないのに動悸が激しくなったり、ちょっと歩いただけでひどい息切れがしたり。同じように少し動いただけで汗が止まらない、気温は高くないのに体中がほてる。お風呂上がりみたいにのぼせた感じがしたりします。これが俗にいう「ホットフラッシュ」です。頭痛やめまいで動きが取れなくなることもあります。ホットフラッシュは、ホルモンバランスの乱れが自律神経の乱れにつながって起こります。
・肉体症状と精神症状の悪循環
更年期障害になると体がしんどいだけではなく、心にも問題が生じてきます。いつもイライラしたり、何も楽しくなくなったり、集中力や決断力がなくなったり、今までの自分と違う自分みたいになってしまいます。熱中していた趣味にも没頭できず、人付き合いも気が重く、何に対してもやる気がでない。ネガティブなことばかり考えてしまう。怒りっぽくなったり、攻撃的になってしまう性格の変化が出てくることも。これは更年期障害による鬱状態、鬱病の症状です。自殺願望が出るほど鬱病が悪化してしまうこともありえるので、更年期障害は一人で治すのではなく家族や周りのサポートが大切です。更年期障害は健康診断で体中検査をしても、何の異常も出てこないのです。特別なホルモン値を見る血液検査くらいしか、数値として確認することが難しい厄介な病気。そのため自分自身も周りも、更年期障害の初期症状を見逃しがちです。